【愛犬の口臭が気になる!?】口臭の原因と対策について解説します!
かわいい愛犬とのスキンシップ中、「あれ…うちの子、ちょっと口が臭う?」なんて思ったことはありませんか?
人間とは食べる物が違うので、口臭はあっても当然だと思うかもしれません。
しかし口臭には思わぬ病気が潜んでいる場合もあるのです!
そこで今回は、犬の口臭について原因と対策について詳しく解説します。愛犬の口臭が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
口臭の原因は犬によって様々!?
口臭といっても、さまざまな原因が考えられます。少しでも違和感を覚えたら「これくらいは普通だろう」と思わず、原因を探ってみましょう。
口臭の原因に挙げられる項目を1つずつ説明していきます。
フード
犬のフードはとても種類が豊富なので、どれを選んだら良いのか迷いがちです。原材料を見てもいまいちわからない、そんな方も多いのでは?
毎日与えるフード、実はこれが口臭の原因なっていることがあるのです。
臭いの強いフード
犬のフードには、食いつきを良くするために濃い味付けや香りづけをしているものが多々あります。フードのパッケージに記載された原材料を確認してみてください。動物性油脂や香料などの添加物が含まれているものは臭いの原因になるものです。
主食となるフード以外のおやつでも、こうした臭いの元になる原材料が使われていることがあります。
犬が喜ぶからといって、臭いの強いフードばかりを与え続けていれば、口内環境は悪化してしまいます。
歯垢がつきやすいフード
フードにはドライタイプと、ウェットタイプ、セミモイストタイプの3種類があります。
ドライタイプは水分が少なく、保存がしやすい、歯石がつきにくいというメリットがあるため、多くの方はドライフードを選んでいると思います。
ウェットタイプは嗜好性が高いので、愛犬の食いつきは明らかに差が出るでしょう。
ウェットタイプは確かに見た目も味も犬にとっては魅力的ですが、腐りやすく、歯垢がつきやすいデメリットがあり、口臭の原因になることも。
理想としては、基本的にドライフードを与え、加齢や体調不良で食欲が落ちた時などにウェットタイプを与えるなど、犬の状態を見ながら使い分けるのがベストです。
酸化しやすいフード
主食として与えるフードはドライフードがおすすめですが、注意しなければならない点もあります。ドライタイプはウェットタイプと比べると水分が少ないため、保存がきくフードではありますが、1度開封した後は栄養分がどんどん失われていき、風味が落ちる、湿気るなどのデメリットがあります。
また、空気に触れたフードは酸化し、臭いがきつくなります。酸化が酷くなれば犬の健康状態に影響を及ぼすことも…。
ドライフードは開封後1か月以内に使い切るか、小分けになったタイプを選び、しっかり密閉してから冷暗所で保管しましょう。
酸化防止剤が含まれたフードなら問題なし?
犬のドライフードには、酸化を防止するための添加物が含まれているものがあります。酸化防止剤の記載があればフードの鮮度は保たれると思うかもしれませんが、こうした添加物は健康に害を及ぼす可能性もあります。
現在は添加物を一切使用しないフードもあるので、フード選びの際には値段だけではなく原材料も気にしてみてください。
歯石、歯周病
犬も食事をする生き物なので、歯垢がついてしまうことがあります。犬にも虫歯はありますが、それよりも怖いのは歯周病です。
歯周病になると、歯に黄色や茶色のような歯石や歯垢がつき、歯ぐきから出血するようになります。酷くなると強い悪臭を放つため、口臭の原因になるのです。
歯周病は歯に付いた歯垢が原因になるので、子犬の頃からデンタルケアをしておくことで予防につながります。
胃腸
ちゃんとデンタルケアをしているにも関わらず、口臭が気になる…という場合は、胃腸に原因があるかもしれません。
フードが合わない、ストレスや老化などが原因で腸内環境が悪くなり、口臭の元になってしまうのです。また、おならの匂いもきつくなったり、食欲不振に陥ったりと、さまざまな症状が現れることがあります。
腎臓の疾患
口臭から尿のようなきつい臭いを感じた場合、腎臓の病気にかかっている可能性があります。
犬が腎不全を起こし腎臓の機能が低下すると、尿として体外に排泄されるはずの毒素が十分に排泄されなくなり、体内に蓄積されるため、全身にさまざまな影響を与えてしまいます。これを尿毒症といい、独特な匂いを放つ口臭の原因になります。
口臭の予防や対策は?(症状ごとに)
口臭の原因がわかったところで、予防と対策についてご紹介します。
フードが原因の口臭予防・対策
フードによる口臭を防ぐためには、良質なフードを選ぶことが1番です。では良質なフードとはどんなものでしょうか?
具体的に以下の条件があげられます。
- 動物性タンパク質が主原料であること
- 人工添加物を使っていないこと
- グレインフリー(穀物不使用)であること
まずは手に取ったフードの原材料を見て、口臭の原因になる動物性油脂や添加物が含まれていないかをチェックしましょう。
また、小麦やトウモロコシなどの穀物は、消化不良やアレルギーを引き起こすことがあり、口臭の原因にもなります。
上記の条件に合ったフードは高値な物が多いですが、それだけ犬の健康面を配慮した内容になっています。
口臭だけでなく、犬の健康を保ちたいという方は、フードの原材料に注目してみてください。
ちなみに我が家の愛犬みらん(ミニチュアダックスフンド/♀)には、こちらのカナガンドッグフードを与えています。値段は少々高めですが、愛犬の健康のためと思い頑張って続けています!
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歯石・歯周病の予防・対策
歯垢に唾液中に含まれるカルシウムが付着して、硬い歯石になります。1度ついてしまった歯石は歯ブラシで取ることができないため、動物病院などで取り除いてもらう必要があります。そうならないためには、日頃のデンタルケアが重要です。
犬も歯みがきをするの?!と思う方も多いでしょう。実は犬にも専用の歯ブラシがあります。
市販されている歯ブラシはさまざまなタイプがありますが、毛の量が多めで細いものがおすすめです。とはいえ、いきなり歯ブラシを使おうとすれば、犬はびっくりして嫌がる可能性もあります。
歯ブラシを嫌がらないようにするためには、小さい頃から慣れさせることが大切です。
犬は口周りに触られるのを嫌がる場合が多いので、まずはスキンシップを取るついでに、口周りに触れることに慣らしていきます。
口周りを触っても大人しくしていられたら、歯ブラシの出番です。歯ブラシがどうしても苦手!という犬には、シートタイプや指サックタイプのケア用品もあるので、いろいろ試してみてください。
どうしても歯みがきが苦手なわんちゃんには、口臭を軽減するサプリメントがおすすめです。こちらは実際に我が家のみらんにも与えているデンタルバイオというサプリメントです!
このサプリメントの主成分は口腔内善玉菌で、唾液と混ざることで増殖し、悪玉菌を減らす効果があります。使い続けることで徐々に口臭が軽減されていく仕組みです。
私の場合、掛かり付けの獣医さんが推薦してくれたので始めました。最初の頃は正直あまり変化がないなぁ〜と思っていましたが、続けていくうちに徐々に口臭が少なくなってきました。
パッケージを開けると、10粒ごとにシートで分けられています。
そのまま与えるか、粉末状にしてフードに振りかけるだけなので手間がかかりません。うちの場合は毎回フードを食べ終えた後に1粒与えています。
大きさはちょうど5円玉の穴くらいで、フードより小さく食べやすい大きさだと思います。
チキンフレーバーなので錠剤が苦手なわんちゃんでも食べやすいですね。また、100粒入っているので1日2粒与えても50日間持ち、お財布にも優しいですね!
胃腸が原因の口臭予防・対策
胃腸が原因の場合は、腸内環境を整えることを重視してください。腸内環境を整えるためには、フードの見直しやストレスを発散させること、胃腸の働きを良くするサプリメントを使用するなどの方法があります。
腎臓の疾患が原因の口臭予防・対策
口臭の元になる尿毒症は、腎不全が引き金になって起こります。
腎不全には急性と慢性がありますが、どちらも症状が出ないと病気に気づくことができず、その頃には腎臓の機能が低下している状態です。
病気の進行を防ぐには、早期発見と早期治療が1番ですので、定期的に動物病院で健康診断を受け、異常はないか診てもらうことが大切です。
腎不全の原因は尿路結石症や細菌感染によるものなど、さまざまな原因が考えられます。
また、普段の食餌でも塩分の多いものばかりを与えていると、腎不全にかかりやすくなります。
腎不全の予防は、適正な食餌と定期的な健康診断を受けることが最も有効です。
最後に
犬の口臭は少なからずあるものですが、飼い主さんのケアによって軽減できることもたくさんあります。
デンタルケアはブラッシングや耳掃除などのグルーミング(お手入れ)と同様に考え、子犬の時から慣れさせることを心がけてください。
また、口臭は病気の発見にも繋がりますので、「ただの口臭」と軽く考えず、健康状態に異常はないか気にしてみてくださいね。
しっかりと愛犬の口臭を予防しつつ、これからもステキなわんライフをお過ごし下さい!