犬はなぜテーブルの上の食べ物を盗み食いするの?
犬を飼っているほとんどの人は経験していると思いますが、犬はなぜテーブルなどの上にある食べ物を盗み食いしようとするのでしょうか?
さっきご飯をあげたばかりなのに・・・。まだお腹が空いているの?
今回は、この愛犬家にとってとても身近な盗み食いの疑問とこれをやめさせるためにどうすれば良いかを解説したいと思います!
スポンサードリンク
犬はなぜ盗み食いをするのか?
ズバリこの答えですが、犬は目の前に食べ物があると、お腹がいっぱいでも食べてしまう習性があるからなんです。
テーブルの上においしそうな食べ物があったら、気になってしかたないのです。しかもやっかいなことに、一度テーブルの上の食べ物を食べたことのある犬は、「この上にあるものは食べてもいいんだ!」と覚えてしまいます。
飼い主さんにダメと言われる前に食べてしまおうと、奪い取るようなこともあるので注意が必要です。特に犬が絶対に食べてはいけないもの、例えばチョコレートだった場合は大変なことになってしまいます!
我が家のみらん(ミニチュアダックスフンド♀)もテーブルでご飯を食べようとすると、常にこぼれないか狙っています。さながらハンターのような目つきでジ〜っと食べ物を見つめています。
普段から叱っているので、私が食事している最中は奪い取ろうとはしませんが、食べ終わって食器を台所に運んでいるとき、必ずといっていいほど前足をテーブルに掛けて、食べ物が落ちていないか確認するありさまです。。。
食いだめの習性
犬のルーツと言われているオオカミは森の中で獲物を捕食し、生き抜いて来ました。しかしいつでも獲物が取れるというわけではなく、特に雪が降り積もる真冬の間は獲物となる動物の活動が少なくなり、何日も食事にありつけないこともあります。
次いつ食事にありつけるか分からないため、「食いだめ」という習性を身に付けました。
犬にもその習性が継承されており、いくらお腹いっぱいになっても、目の前にあると食べようとしてしまうのです。放っておくと消化しきれず嘔吐するほどの量を食べてしまうという悲しい習性を持っているんですね。。。
盗み食いをやめさせるためにどうすれば良い?
盗み食いをやめさせたいのであれば、当たり前のことですが、まず犬の届くところに食べ物を置かない!これが一番大事です。食べ物をテーブルの上に出しっぱなしにせず、残ったものはすぐに片付ける習慣を付けましょう。
そして、テーブルにいるときに食べ物を与える習慣を付けないようにしましょう。一度その場で食べ物をもらえると分かると、次も同じ場所でもらえる(=食べてもいい)と思ってしまいます。
叱るときはタイミングが重要!
もし盗み食いを見つけたとき、タイミングよく叱らないと犬には伝わりません。テーブルに前足をかけた瞬間に大きくな音を出したり、「ダメッ!」「コラッ!」と短い言葉ではっきりと伝えましょう。
また叱るだけではなく、テーブルに足をかけないときには「エライエライ」と良い行動をしっかりと褒めてあげることも忘れないで下さいね。
今回のまとめ
犬の盗み食いは、人にとっても良いことではありませんが、犬にとっても良いことではありません。
専用のフードよりもおいしいと感じてしまったら、フードを食べなくなったり、盗み食いはしてもいいんだと思い、次もまたやろうとします。
何より一番怖いのが、犬にとって危険な物も口に入れてしまったときです。
掛かり付けの動物病院で聞いた話なのですが、飼い主が目を離した隙に、テーブルの上にあったタバコの吸い殻を食べてしまい、そのあと体調を崩して緊急入院したワンちゃんがいたみたいです。またチョコレートやお餅を食べて病院に駆け込んだケースもあるとか。。。
このように、犬が食べてはいけないものを食べてしまったり、誤飲・誤食による来院の数はかなり多いということでした。
これらは全て飼い主さんの責任です。犬は目の前にあるものをお腹いっぱいでも食べようとします。食べ物は常に犬の届かないところに置くよう徹底しましょう!
特に外出するときは、家の中を見渡して、食べてしまうものがないか必ずチェックしてから出るようにしましょう。
大切な愛犬を守れるのはあなただけです!これからも愛犬とともに素敵な『わんライフ』をお過ごし下さい!