犬にいちごやバナナなどを食べさせてもOK??【果物編】
2018/02/18
『犬にキャベツやレタスなどを食べさせてもOK??【野菜編】』でも書かせてもらいましたが、やはり犬の健康にとって一番良いことは人間が食べるものは出来るだけ与えない!ということだと思います。
でも犬って果物大好きですよね!
家で果物を食べていると、我が家のみらん(ミニチュアダックスフンド♀)も「ちょうだい!ちょうだい!」と飛びついてきます。果物は強い匂いを放つので、犬にとってはこれ以上ないターゲットなんでしょうね(笑)
「この果物あげても大丈夫かなぁ?」犬を飼っている方なら一度は必ず考えたことがあるはずです。そこで今回は数ある果物の中から、親しみのある果物をいくつかピックアップし、犬が食べてもOKなのか、それともNGなのかを徹底調査しました。是非とも参考にしてみてください!
※犬が持っているアレルギーや個体差によってはNGな果物もありますので注意してください
※果物の缶詰には糖分などが含まれてるので与えないようにしてください
Contents
犬が食べてもOKな果物
果物にはたくさんの栄養素が含まれています。もちろん犬にとって良いものもあります。今から紹介する果物は犬が食べてもOKなものですが、与え過ぎには注意しましょう。与えてよい目安としては、10g〜20gくらいです。
いちご
いちごにはビタミンCが豊富に含まれており、かつ低カロリーな果物です。ビタミンCにはストレス解消の効果がありますので、気分転換のおやつとして最適です!表面についている種の部分も食べて問題ありません。
柿
柿にはβカロテンが豊富に含まれており、抗酸化作用や利尿効果があります。またほとんどが水分で出来ているため水分補給にもなります。皮や種の部分は消化しにくいので、必ず皮をむいて果肉だけをあげるようにしましょう。
キウイ
キウイにはタンパク質分解酵素が含まれているので、整腸作用に効果的です。ただし食物繊維も多く含まれており、食べ過ぎるとお腹を壊してしまうこともあるので注意しましょう。またキウイはアレルギーになりやすい果物ですので、食べて愛犬の調子が悪くなる場合はすぐにやめさせて下さい。
さくらんぼ
さくらんぼも与えていい果物です。ただし下記の点には注意して下さい!
- 葉、茎、種は必ず除いて果肉だけを与えること
- 未成熟のさくらんぼは与えないこと
葉、茎、種は犬にとって有害物質が含まれているため、与える際は必ず果肉だけにしましょう。また未成熟のさくらんぼにはアミグダリンという成分が含まれており、犬が食べると中毒症状を起こしてしまう可能性があるので、未成熟のさくらんぼは絶対に与えないようにしてください。(スーパーなどに売っているさくらんぼは大丈夫です)
スイカ
スイカにはカリウムが豊富に含まれ、利尿作用や体の中の悪いものを出してくれる働きをします。またほとんどが水分のため、暑い夏の犬の水分補給には最適な果物です。種は消化しにくいので取ってから与えるようにしましょう。
梨
梨もほとんどが水分で出来ており、スイカと似てカリウムを多く含んでいるため、利尿作用があり、塩分の排出を助けてくれます。また食物繊維によりお腹の調子を整えてくれます(食べ過ぎは下痢になる可能性があるので注意)。与える際は皮・種・芯を必ず除いてあげましょう。
パイナップル
パイナップルにはビタミンB2(脂質を分解する働き)とクエン酸(疲労解消)が豊富に含まれています。またほとんどが水分で出来ているため犬の水分補給にも役立ちます。但し食物繊維が多い果物なので、与え過ぎると下痢や腹痛の原因になります。カロリーも高めなのでダイエット中の犬にはオススメできません。
我が家のみらんも少し太り気味なので、果糖が含まれている果物はNGです。。。
バナナ
バナナにはカリウムが豊富に含まれているので、整腸作用に役立ちます。またよく運動をする犬には栄養補給に最適な果物です。与える際には皮をむいて、面倒ですが筋もちゃんと取り除いてあげましょう。バナナもキウイ同様にアレルギーになりやすい果物ですので、食べて愛犬の調子が悪くなる場合はすぐにやめさせて下さい。
ブルーベリー
ブルーベリーは目に良いと言いますよね?これはブルーベリーに含まれているアントシアニンという成分が視力回復に効果的だからです。ただ犬の場合はアントシアニンを摂ることで視力が回復するかというと、実は確かな見解がなされていません。それでも眼精疲労や視力低下の防止には効果的な果物なので目がパッチリしている犬やシニア犬には良いと思います!ほとんどが水分で出来ているため水分補給にも最適な果物です。
我が家のみらんは目がパッチリと大きくて、年齢も10歳を超えています。眼精疲労の回復&視力低下の抑制のため、アントシアニンを効率的に摂れるように、最近はブルーベリーが入ったDHCのぱっちりというサプリメントを与えるようにしています。1袋に60粒入っていて、一日に2粒でちょうど1ヶ月分あります。価格も1,000円程なので無理なく続けられます!
マンゴー
マンゴーにはβカロテンが豊富に含まれているため、抗酸化作用や利尿効果があります。ほとんどが水分で出来ているので水分補給にもなり、また食物繊維が含まれているため便通をよくする働きもあります。ただし、アレルギーになりやすい果物ですので、食べて愛犬の調子が悪くなる場合はすぐにやめさせて下さい。
みかん
みかんはビタミン摂取や水分補給に最適な果物です。ただし、外皮には犬が中毒症状を起こす物質が含まれており、薄皮や筋は消化しにくいので、与える際は必ず果肉だけにしましょう。
昔、我が家のみらんも目を離したスキにみかんを丸々1個、しかも皮ごと食べてしまうという事件がありました。その後、数日間は下痢が続いてしまい猛反省したのを覚えています。当たり前のことですが、犬が口にしそうなものは届かない場所に置かないといけないですよね・・・。
メロン
メロンにはβカロテンが豊富に含まれているため、抗酸化作用や利尿効果があります。ほとんどが水分で出来ているので水分補給にもなり、また食物繊維が含まれているため便通をよくする働きもあります。但し、メロンのようなウリ科の果物にはお腹を冷やす性質があるので与え過ぎには注意しましょう。
桃
桃には整腸作用に効果的なペクチンが豊富に含まれています。またほとんどが水分で出来ているので水分補給には最適な果物です。ただしカロリーが少し高いので与え過ぎには注意が必要です。また葉や茎には中毒性の成分が、皮や種にはシアン化合物という有害物質が含まれているので、与える際は果肉だけにしましょう。
りんご
りんごにはミネラルやカリウムを豊富に含んでおり、整腸作用に効果的な果物です。また食物繊維が含まれているため便通をよくする働きもあります。カロリーも低いのでダイエット中のおやつには最適です!皮をむいて、芯を除いてから与えるようにしましょう。
犬が食べてはいけない果物
ほとんどの果物は犬に与えてもOKなのですが、やはりNGの果物もいくつか存在します。飼い主さんはここをしっかり抑えておきましょう!
いちじく
犬はいちじくの木に触れるだけで皮膚炎やアレルギー症状を起こしてしまう可能性があります。また木だけではなく、葉や皮にもソラレンやフィシンといった中毒性のある成分が含まれています。もし犬が食べてしまうと嘔吐やよだれ、口内炎症を引き起こす可能性がありますのでいちじくは絶対に与えないようにしましょう!
グレープフルーツ
グレープフルーツのような柑橘類は外皮に中毒性物質が含まれており、嘔吐や下痢の原因になります。ただ果肉にはビタミンCやクエン酸を豊富に含んでいるので、果肉のみごく少量であれば問題ありません。しかし万一のことを考えれば与えないに越したことはないでしょう。(私ならみらんに与えません!)
レモン
レモンもグレープフルーツ同様に柑橘類のため外皮に中毒性物質が含まれています。与えないに越したことはないでしょう。
ドライフルーツ
ドライフルーツのような加工食品は水分がなく、糖分が多く含まれた状態です。犬が食べると下痢や嘔吐の原因につながるので与えないようにしましょう。
ぶどう
ぶどうは数ある果物の中で、犬が最も食べてはいけない果物です(野菜で言うところの玉ねぎ)。もし大量に食べてしまうと、高い確率で下痢・嘔吐・腹痛を起こしてしまい、最悪の場合は急性腎不全に陥り命を落としてしまう危険性もあります。ぶどうだけではなくレーズンも同じなので、絶対に犬には与えないようにしましょう!
今回のまとめ
いかがでしたか。
今回は果物についてまとめましたが、ほとんどの果物は与える量や部位に注意すれば、人間と同じように体に良い食べ物なんですね。
- ビタミンやミネラルが摂取できる
- 水分補給になる
- 整腸作用、利尿作用がある
などなど。特に普段あまり水を飲まないワンちゃんや、なかなかオシッコやウンチをしないワンちゃんにはおやつやご褒美に少しだけ果物を与えると良いでしょう!
これからも愛犬との素敵な『わんライフ』をお過ごし下さい!
【最後に】 私がおすすめするドッグフード
犬の健康のために果物を与えるのも良いのですが、我が家では効果的にビタミンやミネラルも摂取できるようにドッグフードにはこだわっています。今、みらんには『カナガンドッグフード』というのを与えています。市販のドッグフードと比べて少し高いですが、ビタミン・ミネラルはもちろん、犬に必要な栄養素がしっかりと入っており、着色料や添加物は不使用なので安心して続けることができます!
愛犬の食事に悩んでいる方は是非チェックしてみてください。