犬が留守番中に吠えるのはなぜ?
飼い主さんが不在の間、家の中や庭などで過ごしている愛犬が、「ワンワンッ!!」としきりに吠えている。しかも留守中なので、構ってあげたり注意することができず、ご近所さんからクレームが来てしまうなんてこともありますよね・・・。
ではなぜ、留守番中の犬は吠えるのでしょうか?犬が留守番中に吠えてしまう原因が分かれば、少しは防止が出来るかも知れません。
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飼い主の留守中に吠える理由
留守中に犬が吠えてしまうのには、大きく3つの原因が考えられます。
- 外の音に反応している
- 単なる暇つぶし
- さびしいから
外で人の声や犬の鳴き声が聞こえたりすれば、どんな犬でも反応してしまうと思います。犬は吠えることによって、「私はここにいるよ!」とアピールする習性があるので、外から音がすればどうしても吠えてしまいます。
また、家に誰もいなくて散歩にも行けないなどのストレスを紛らわすために吠えることもあります。
上記の2つはどうしようもないことですが、吠えることが習慣になってしまっている場合は、さびしくて鳴いている可能性が高いです。
子犬のうちは、飼い主を求めて鳴くこともありますが、これは次第におさまっていくものです。しかし成犬になっても吠えて飼い主を呼び続けたりするのは、ご近所の迷惑になるだけではく、犬にとってもストレスがたまり苦痛なのです。
犬によっては、飼い主がそばにいないだけで、不安になって体調を崩したり、家のものを壊す・かじるなどの問題行動が出ることもあります。
そういった犬の行動を「分離不安」と言います。
分離不安の原因
犬は基本的に、仲間と一緒に集団行動をする動物です。このためひとりぼっちが苦手で、ひとりで過ごすことになかなか慣れることができないのです。
特にいつも飼い主さんがベッタリとそばにいる生活に慣れてしまうと、飼い主が見えなくなっただけで不安を感じてしまいます。
その他にも、もともと不安傾向が強い性格であったり、子犬の時期に早く母犬から離されてしまったということも影響してきます。ペットショップで買った犬はほとんどこのケースに該当しますよね。
分離不安によるさまざまな行動
分離不安によって起こす問題行動には、さまざまなものがあります。思い当たるものがないかチェックしてみて下さい。
吠え続ける
飼い主さんの姿が見えなくなると、家中をウロウロしながら吠え続けます。必死に飼い主を探しているのでしょう。
食欲がない
飼い主さんがいないとご飯を食べない、知り合いやペットホテルに預けたときに食べない、というのも犬がストレスを感じているサインです。
家の中のモノを壊す
ストレスが大きくなると、ゴミ箱をひっくり返したり、クッションやソファをかじって壊したりします。
おもらしをする
ふだんはちゃんとトイレの場所を覚えて失敗しないのに、飼い主さんが留守中のときだけ別の場所でおしっこをしてしまう。
脚をなめ続ける
体の一部を執拗になめ続けてしまいます。1箇所だけなめ続けると、皮膚炎などの原因になってしまいます。
留守中の愛犬の様子はペットカメラで!
留守中の犬の行動を観察、と言われてもどうやって確認するの?と思いますよね。実は私も一人暮らしでみらん(ミニチュアダックスフンド♀)を飼っていて、今はネットワークカメラを設置しています。
購入しようと思ったきっかけはみらんのてんかんです。以前、実体験も含めて犬のてんかんに関する記事を書きましたので、そちらをご参考下さい。
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【愛犬が急に痙攣(けいれん)を起こした!】発作の原因とその対処法とは
最近はほとんどなくなったのですが、一緒にいるときに急に体を硬直させて、ブルブル震えながらおしっこを漏らしたり、嘔吐することがありました。
これは代表的な犬のてんかん症状で、少ししたら落ち着くのですが、もし自分がいない間にてんかんになっていたら、、、と心配になりネットワークカメラを購入しました。
私が設置しているネットワークカメラはこちらです。
PLANEX ネットワークカメラ(スマカメ) マイク内蔵・スマホ/パソコン/テレビ対応 CS-QR10
今では安心して外からみらんの様子を確認できて、もし何かあればすぐに飛んで帰れるようにしています!比較的、安価で簡単に設置できるので、本当におすすめですよ!
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【スマカメ】おすすめのペット用ネットワークカメラをご紹介!
分離不安を和らげるためには?
分離不安とは、そもそも飼い主さんがいないことによるさびしさやストレスから起こる症状です。
家族で飼っている人は、出来るだけ誰かが家にいる状況を作ってあげましょう!
ただ一人暮らしで飼っている人はそうもいきませんよね?一人暮らしの人は、散歩を怠らないことはもちろんですが、帰宅したら愛犬と思いっきり遊んであげて下さい。また休日でも一緒に出かけれそうな場合は車などで連れ出してあげましょう!
犬はいつも飼い主さんからの愛情を欲しています。この愛情が足りなくなればストレスに繋がるのです。一緒に過ごせる時間はめいっぱい愛情を注いであげましょう。
どうしてもひどい場合は、掛かり付けの獣医さんに相談してみるのも良いでしょう。
これからも愛犬とともに素敵な『わんライフ』をお過ごし下さい!