【犬のしぐさ15選!】愛犬の行動から気持ちを読み取ろう!
2017/08/30
愛犬と生活していて、「よくこのしぐさをするけど今どういう気持なんだろう?」と思ったことありませんか?尻尾を振ったり、あくびをしてみたり。見た目通りの気持ちのものもあれば、実は人間がその意味を勘違いしがちなしぐさもあります。
今回は、数ある犬のしぐさの中から15個をピックアップし、詳しく解説していきます!犬の気持ちをしっかりと理解し、愛犬とのコミュニケーションを向上させましょう!!
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Contents
前足を乗せる
- もっと遊んで欲しい
- 自分に注目して欲しい
- ご飯もっとちょうだい!
飼い主の足や膝、腕などに前足を乗せて、じっとこちらを見つめてくるしぐさ。これは何かを要求しているときや甘えたい時などの行動です。特に甘えん坊の犬に多く見られ、飼い主を独占したいという気持ちの現れです。
放っておくとストレスを抱えてしまうこともあるので適度に相手をしてあげましょう。ただし毎回構ってあげると何でも言うことを聞いてくれる(=自分の方が上位)と思い、わがままな性格になってしまいますので、メリハリを付けながら対応してきましょう!
我が家のみらんも甘えん坊なのでこのしぐさは結構多いです。でも毎回構うことはせず、時には知らんぷりを貫きます(笑)
自分の前足を執拗になめる
- 退屈だなぁ
- 寂しいなぁ
- 足の裏が気持ち悪いよ
犬が自分の足を頻繁になめ続ける。これは退屈なときや不安なとき、寂しいときに取るしぐさでストレスを感じているサインです。犬がストレスを感じる原因は色々ありますが、飼い主とのコミュニケーション不足や運動不足の場合が多いです。ストレスはさまざまな病気の要因になることもありますので、十分運動させたり構ってあげたりしましょう。
また足の裏の毛が伸びすぎていたり、爪が伸びすぎていたりする場合もストレスを感じて足の裏をなめます。お手入れも忘れずに!
顔や口元をなめてくる
- 大好きだよ!
- 自分はあなたより下ですよ
- もっと甘えさせて!
- ご飯が欲しいよぉ
飼い主の顔や口元をなめる行動は、「大好きだよ!」という犬の愛情表現であり、上位者への忠誠の証です。犬はオオカミの血を引いています。オオカミの世界では弱いオオカミ(下位者)が強いオオカミ(上位者)の口元をなめます。このオオカミ流のあいさつが犬にも引き継がれています。
ただし、全てが愛情表現とは限りません。中には強い不安を感じ、それを払拭するために執拗に人間の口元をなめ続ける場合もあります。
顎を乗せる
- あなたのことを慕っています
- 甘えている
- 心を許している
- おねだりしている
人の腕や足、クッションや毛布などにちょこんと顎を乗せる。このしぐさはホントかわいですよね!!最初は重いから乗せているのかな?と思っていました。確かにそれもありますが、実はこれ犬が甘えているときに取るポーズなんです。
犬にとって顎を乗せることは無防備な姿をさらしていることになり、「信頼してるよ!」「心を許しているよ!」といった証です。顎を乗せてきたときはそのままの状態でやさしく撫でてあげると良いでしょう。
またお腹が空いてご飯をおねだりしているときにもこのポーズを取ることがあります。
体をブルブルッと震わせる
- 落ち着け、落ち着け!
- ストレスを抱えている
- 興奮している
- 嫌がっている
寒さや病気などで身震いさせるのとは違って、例えば水に濡れたときにブルブルっと体全体を震えさせますよね?あれは嫌がっているときときや、自分を落ち着かせようとするときに取る行動です。ストレスを抱えているときもブルブルッとさせることがあります。
我が家のみらん(ミニチュアダックスフンド♀)も服を着せると体をブルブルッとさせることがあります。そんな場合はすぐに脱がせるようにしています。
寒さや極度の緊張を感じた場合はブルブルっではなく小刻みに体を震わせます。また何かしらの病気の可能性もありますので、震える前に何があったかしっかりと把握しておきましょう。
首をかしげる
- 「なんて言ったの?」必死に聞き取ろうとしている
- 人の興味を引くため
このしぐさもめちゃめちゃかわいいですよね!首をかしげる(傾ける)行動は、正確には耳の位置を変えて音をよく聞き取ろうとしているのです。
例えば「ご飯」や「お散歩」など普段話している内容は分かるけど、何か別のことを言ったときに首をかしげることがあります。「今、なんて言ったの?」と理解しようとしているんですね。
また首をかしげることで「かわいい!」と撫でてもらえることを知っている犬は、興味を引くためにすることもあります。健気でかわいいですよね。
尻尾を振る
- やった〜!!嬉しいよ
- あなたに敵意はありません
- 興奮している
"THE犬のしぐさ"と言えばでこれですよね!散歩に行く直前やおもちゃで遊んでいるとき、ご飯やおやつを与えるときにブンブンと尻尾を振ります。尻尾を振るのは犬の最上級の喜びを表しています。
また散歩中に他の犬と出会って尻尾を振っている場合は、その犬に敵意がないことを伝えています。うちのみらんはあまり他の犬に慣れていないので、散歩中に犬と遭っても尻尾は振らず、遠巻きに避けますが(笑)
尻尾をツンと立ち上げる
- 相手を警戒している
- 何だこれは??
尻尾を高く立ち上げるときは、目の前のものに警戒しています。初めて会う他の犬や人に対して、この行動を取ることが多いです。また犬や人だけではなく、例えば新しく買ったおもちゃなどでも見られます。ピーピーと音が鳴るおもちゃや動くおもちゃなどは、「何だこれは?」と尻尾をツンと立ち上げるんですね。もちろんこれは最初の方だけで、慣れてくれば尻尾をブンブン振って遊びます(笑)
尻尾を後ろ足の間に巻き込む
- 強い恐怖を感じている
- 服従・負けを認めている
犬が尻尾を後ろ足の間に巻き込むことがありますが、これは「怖い!」と感じたときに取る行動です。尻尾を立ち上げるのは警戒ですが、その警戒や不安を超えて強い恐怖を感じたときに尻尾を丸め込みます。
散歩中に他の犬と出会ってこの行動を取る場合は、その犬に対して負けを認めたというアピールで、攻撃されないようにしています。
人の場合でも、きつく叱ったり大きな声を出したときに恐怖で尻尾を丸め込みますが、これが続くとストレスを抱えてしまいますので、出来るだけそうならないよう配慮してあげましょう。
あくびをする
- 眠い・疲れている
- ストレスを感じている
- 緊張をほぐそうとしている
- 服従している
眠いのかなぁ?犬があくびをしたとき、だいたいの人はそう思います。確かに眠いときや疲れているときにもあくびをしますが、犬のあくびは人間の深呼吸やため息に近いものがあり、ストレスを感じたときや緊張をほぐしたいときに取ることが多いのです。また叱られている最中にあくびをすることがありますよね?これは「もう十分反省しています!」というアピールなのです。
目をそらす
- あなたには逆らいません!
- 敵意はありません
- 嬉しいとき
犬の世界で相手をジッと見つめることは敵意があることを表します。なので目をそらすという行為は相手に敵意がないことを表しています。うちのみらんもそうですが、飼い主が目を合わそうとしてもそらすことがありますよね。これは「あなたには逆らいません!」ということで、しっかりとした主従関係が築けている証拠です。
また、嬉しいときに目をそらすこともあります。
人にお尻をくっつけてくる
- あなたのことをとても信頼してます
- リラックス・安心している
犬が自分のお尻をくっつけてくる。おそらくこれは飼い主以外ではなかなか見られないと思います。何故ならお尻をくっつけてくる行動は、その人のことを完全に信頼し、100%リラックスしているときだけだからです。犬の急所であるお尻を押し付けてくる=信頼しきっているという訳です。こんなときはそっとしておいてあげるか、優しく撫でてあげましょう!
お腹を見せる(仰向け)
- あなたには逆らいません!
- もっと甘えさせて!
- 大好きだよ!
- 許してね(反省)
犬がゴロンと仰向けでひっくり返る。よく目にするかわいいしぐさですよね!これは「目をそらす」や「お尻をくっつけてくる」しぐさと似ており、相手に対して全幅の信頼を寄せているときに見せます。お腹も犬の急所の一つです。そのお腹を無防備にさらすのは安心している証拠です。
また、媚を売っているときにもこの行動を取ります。かわいいからといって毎回お腹を撫でたりすると、自分の言うことは何でも聞いてくれるんだ!とワガママ犬になってしまうこともあるので注意しましょう。
家の中をウロウロする
- ストレス・不安を感じている
- イライラしている(甲状腺機能の低下)
落ち着きがなく家の中をウロウロする。このような行動を取っているときは、ストレスや不安を感じている可能性が高いです。運動が足りていなかったり、新居など新しい環境に慣れず不安を感じているときにウロウロします。そんなときは散歩に連れて行ってあげたり、家の中でよく遊んであげましょう。
また病気が原因でウロウロすることもあります。代表的なものとして甲状腺機能低下症が挙げられます。この病気はカルシウム不足により神経筋が興奮しやすい状態に陥り、常にイライラしたり落ち着きがなくなるといった症状を起こします。カルシウム不足によるイライラ、人間と同じなんですね。
頻繁に家の中をウロウロする場合は、甲状腺機能低下症の可能性もあるので、掛かり付けの病院で診てもらうようにして下さい。
腕や足にしがみついてくる
突然、人の手や足にしがみついて激しく腰を振ります。これはマウンティングという行為でオスだけではなくメスも行います。マウンティングの意味は大きく2つに分かれます。
- 嬉しいとき(喜びの表現)
- 人を下に見ている(上下関係の誇示)
いずれにしても、マウンティングはあまり良い行動ではありません。もし飼っている犬がマウンティングをするようだったら、「コラッ!!」と一喝し、やってはいけない行為だとしっかりと覚えさせましょう。
うちのみらんも昔はよくマウンティングをしてきました。その都度叱りつけていたら、今では一切しなくなりましたよ!
今回のまとめ
いかがでしたか。
今回ご紹介した犬しぐさは飼い主さんであればよく目にするものですが、意外とその気持ちを勘違いしがちです。犬も人間と同じく感情豊かな生き物です。その時その時の気持ちを飼い主さんがしっかりと理解し、適切な応対を心がけていきましょう!
これからも愛犬との素敵な『わんライフ』をお過ごし下さい!