犬はなぜ散歩が好きなの?【犬の習性から読み解く】
2018/02/18
突然ですが、「なぜ犬はこんなに散歩が好きなんだろう?毎日同じところに行くだけなのに、そこまで喜ぶ理由は何??」と思ったことありませんか?
今回はみんなが知っている常識、「犬は散歩が好き」を紐解いていきます。
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なぜ犬は散歩が好きなの?
我が家のみらん(ミニチュアダックスフンド♀)は”お散歩”という言葉を聞くと耳をピクっと立てて、家の中をドタバタと走り回り、早く連れてって!と催促してきます。犬を飼っている方はほとんどこの体験していると思います。
犬は散歩に行くと分かると大喜びします。犬にとって散歩は1日の中で最大の楽しみなんです!
ではなぜ、そこまで大喜びするのでしょうか?その理由は大きく分けて4つあります。
1. たくさん運動ができるから
好奇心旺盛で運動が好きな犬は、普段ケージや柵、家の中などで生活しており、好きなときに走り回ることができません。
その点、散歩中は広い場所を好きなだけ走り回ることができるので、散歩の時間が待ち遠しくて仕方がないのです。
2. お気に入りの場所や仲間(他の犬)に会える
犬は猫などとは違い、とても社会性が豊かな動物です。
犬の祖先にあたるオオカミは常に群れを作って行動しながら、他のオオカミとコミュニケーションを取ったり、仲間を増やしたりします。
このオオカミの習性が犬にも身についており、散歩に出かけて社会(家の外)との接点を持つことで活き活きとするのです。
またいつもの散歩コースでお気に入りの場所や気になる犬をしっかりと覚えていて、またすぐそこに行きたい!と思うのです。
3. 大好きな飼い主と一緒に出かけられるから
飼い犬にとって群れる相手は、飼い主とさんとその家族を指します。大好きな家族と一緒に出かける、ともに行動することが嬉しくてたまらないのです。
話しかけながら一緒に歩いたり、公園などで一緒に遊ぶことで、飼い主との信頼関係をより強くすることができるため、犬にとってはこの上なく幸せな時間なのです。
4. ストレス発散になるから
運動をすることでストレス発散になるのはもちろんですが、散歩は運動以外にも大きな意味があります。
家の中ではいつも同じニオイ・同じ音に囲まれているので、犬にとっては刺激が少なく、結果的にストレスがたまると言われています。
その点、外に出ると嗅いだことのないニオイや聞いたことのない音、知らない人や犬に出会うなど、色々な刺激にあふれています。これが犬にとっていい気分転換になるのです。
また犬に刺激を与えてあげないと、シニア犬になったときに認知症を発症しやすいと言われています。刺激を与えることは、つまり脳を活性化させることになります。出来るだけ散歩に連れて行って色々な刺激を与えてあげましょう!
怪我や病気、老衰で歩くことが困難な場合でも、キャリーバッグやカート、車に乗せてあげるなどして、とにかく外の世界に触れさせるように心がけてください。
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散歩の時間はどれくらいが良いの?
下記の時間を目安に散歩に連れて行ってあげると良いでしょう。
散歩時間の目安
- 大型犬 :朝夕各1時間くらい
- 中型犬 :朝夕各30〜40分くらい
- 小型犬 :朝夕各15〜20分くらい
散歩から帰ってきて、しばらくしたらウトウトと眠り出すくらいの程よい疲労感になるのがベストです。
ちなみに愛犬のみらんは小型犬なので、大体朝夕20分ほど散歩させています。時間がなく1日1回になってしまったときは、少し長めの30分を目安にしています。
時間帯の目安
散歩にこの時間帯というのは特に決まっていませんが、犬にも生活のリズムというものがあります。出来ればいつも同じ時間帯に連れて行くよう心がけましょう。
ただし、真夏の散歩には注意が必要です。地面に近い犬にとっては、アスファルトが熱を持っている日中の散歩は地獄です。この時期は日が差さない時間帯(早朝、暗くなってから)に連れて行ってあげましょう。
我が家のみらんはダックスフンドで足が短く、地面の熱が大きな負担になるため、深夜など日が落ちてだいぶ時間が経ってから散歩に連れていくようにしています。
今回のまとめ
飼い犬は、行きたい時に行きたい場所へ行けません。そのため、散歩で行く外の世界は「特別な場所」なんですね。
また何より大好きな飼い主さんと一緒に出かけ、一緒に遊ぶことができるので、待ち遠しくて仕方がないのです!
「うちの犬は散歩が嫌いだから」という声をたまに耳にしますが、本来犬が持っている習性からこの解釈は間違っているのかも知れません。
単に運動することが嫌い、怪我や病気で歩くことがつらい、過去にその場所で怖い経験があったなど、何かしらの原因があるのではないでしょうか?
運動することが嫌いな犬は、キャリーバッグやカートで外に連れて行ってあげると良いですし、散歩に行こうとした途端、リードを引っ張るような犬であれば、いつもとは違うコースを歩かせてみるのも良いでしょう。
犬の気持ちになって色々と考えてみれば、何か良い答えが見つかるかも知れません!
これからも愛犬とともに素敵な『わんライフ』をお過ごし下さい!