【犬だって寒いんです!】室内犬の寒さ対策について
2018/02/18
だんだんと寒い季節が近づいてきましたね。
毎年冬になると気がかりなのは、室内で飼っているみらん(ミニチュアダックスフンド♀)のことです。
いくら室内といっても、エアコンを付けないと外と変わらないくらいの温度になることもあります。だからといって一日中エアコンを付けっぱなしにすると電気代が気になるし、何より犬が温度調節できなくて体調を壊してしまうかも知れませんよね。では一体どうすればいいのでしょうか??
というわけで今回は犬の寒さ対策について、私自身が実践している事も織り交ぜながら説明していきたいと思います。
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Contents
犬の体温ってどれくらい?
まず犬の体温ってだいたいどれくらいか知っていますか?
人間の平熱はだいたい36.5℃前後ですが、犬は大型犬で38℃前後、小型犬で39℃前後あります。「じゃあ犬は多少寒くても平気なんだ!」と思ってはいけません。確かに人間よりも体温が高く、体中毛で覆われているため寒さへの耐性は多少ありますが、それでも犬だって寒いのです。
何かの歌でありましたが、冬は猫だけではなく犬もこたつで丸くなりたいのです!また寒さへの耐性は犬種や年齢などによってさまざまですので、飼っている犬に合った寒さ対策は必ずしてあげましょう!
犬は寒さや乾燥をどう感じているの?
犬は普段、人間よりもかなり低い位置で生活しています。ということは当然、その空間の温度が犬には大きく影響することになります。例えばエアコンを付けても暖気は上の方を循環するといいます。足元が冷えるなぁ=犬はかなり寒い状態ということになります。また外からのすきま風はも敏感に反応しているのです。
そして、だいたいの犬はお腹の毛が少ないので下からの寒さを嫌がります。
寒そうだからと上から毛布を掛けてあげることがあると思いますが、下がフローリングなどではあまり意味がありません。まずは足元やお腹が暖かくなるような環境を作ってあげましょう。
また、エアコンを付けていると部屋の空気が乾燥してきます。犬も人間と同じく乾燥すると、鼻や喉の粘膜が乾き、細菌やウィルスに対する抵抗力が弱まってしまいますので、必ず加湿器などを使用して乾燥による風邪を防いであげましょう。
寒さに強い犬、弱い犬
犬の中でも寒さに強い犬とそうでない犬とがいます。犬種や体の大きさ、原産国などによって耐性は全く違うのです。
寒さに強い犬
映画などのイメージでは、シベリアンハスキーや柴犬が思いつきますが実際はどうなんでしょうか?
- 被毛が上毛と下毛の二重構造になっているダブルコートと呼ばれる犬種(シベリアンハスキー・ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバーなど)
- 大型犬
- 北国原産の犬
- 日本犬(柴犬・秋田犬・甲斐犬など)
極寒の大地を駆け回る!まさに映画のイメージ通り、シベリアンハスキーや柴犬は寒さに強い犬なんですね!
寒さに弱い犬
- 被毛が一重構造になっているシングルコートと呼ばれる犬種
- 小型犬
- 南国原産の犬(チワワなど)
- 幼犬、病中病後の犬、シニア犬
室内で飼う小型犬はほとんどの犬種が寒さに弱いです。人気犬種のチワワは、南国原産(メキシコ)でシングルコートの小型犬です。また耳が大きくて放熱しやすいので、小型犬の中でもかなり寒さに弱い犬と言えます。チワワを飼っている方は必ず寒さ対策をしてあげましょうね!
寒がっている合図を見逃さないで!
寒い時期になると、愛犬の様子をじっくりと観察してあげましょう。犬が寒がっている時に取る動きは基本的には人間とよく似ています。
- 震えたり、体を小さく縮めて丸まって寝る
- 人のそばにくっついてくる
- 毛布など温かい場所に移動する
- 外に出たがらない、散歩に行きたがらない
- あまり水を飲まない
- ずっと寝ている
こういった行動を取る場合、犬は寒がっていることが多いです。
水を飲む量が減ると、泌尿器系の病気にかかりやすくなるので、部屋の中でも適度に運動をさせる、服を着せて散歩に行くなどして、喉が乾くようにしてあげないといけません。
寒すぎるとお腹の調子を壊して下痢をする犬もいますので、排便はしっかりチェックしてあげましょう!
逆に寒いだろうと思い、部屋の温度を上げすぎるのにも注意が必要です。もし犬が何もしていないのに舌を出してハァハァと口呼吸をしていたら暑がってるサインです。こういった場合は温度を調節してあげてください。
どうやって寒さ対策をするの?
では、実際に部屋で飼っている犬の寒さ対応はどのようにすればよいのでしょうか?
ずっと一緒にいればエアコンを調整するなど出来ますが、仕事など外出中ずっとエアコンをかけておく訳にもいきません。
ケージ環境を工夫する
普段ケージの中で飼っている人は、すきま風などが入ってこないように毛布やダンボールでケージを囲ってあげたり、床にはクッションなどを敷いてあげると良いでしょう。暖かいだろうと思って直射日光の場所にゲージを置くのはNGですよ!
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部屋の中にいくつか暖かい場所を作る
放し飼いにしている人は、犬が寒くなったときにいつでも移動できる暖かい場所を確保しておきましょう。
うちのみらんは室内で放し飼いなのですが、いつも寝る犬用のベットはもちろん、ソファの上などにも必ず毛布を置くようにしています。また中に潜れるように毛布はファサっと置いています(笑)。あと太陽の光が部屋に入るように少しカーテンも開けています。
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あったかグッズを活用する
犬用ヒーターや湯たんぽを活用するのも良いと思います。最近は室内犬用の防寒防暑グッズが多数ありますので、これらを使うのもオススメです。ペット用ヒーターは省エネのものが多いので、エアコン代が抑えられて、犬も快適に過ごせるなら一石二鳥ですね!
ただし犬用ヒーターを使う上で1点気をつけて欲しいことがあります。それは犬が暑くなったときに移動できるスペースを必ず確保してあげることです。特にケージの中に入れる(自由に出入りが出来ない)場合は犬用ヒーターを敷き詰めるなんてことは絶対にNGですので注意してください!
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冬の散歩は服を着せて
散歩に行くとき犬用の服を着させてあげるのも寒さ対策になります。もちろん部屋の中でも服を着ていると暖かく過ごせます。ただ着慣れていない子は、それだけでストレスを感じてしまうので徐々に慣らして行ってあげると良いでしょう。
うちのみらんの冬服です(笑)ダックスは足が短く、お腹と地面との距離が近いため、寒い時期の散歩は必ず服を着せるようにしています。
今回のまとめ
一言に寒さ対策といっても、犬種・年齢・健康状態・住んでいる地域や家の作りなどで対処法はさまざまだと思います。今回はあくまで一般的な犬の寒さ対策と、私がみらんに実践しているものをご紹介しました。
小型犬はほとんどの犬種が寒さに弱いです。小型犬を飼っている飼い主さんはしっかりと行動・体調をチェックしてあげ、愛犬が快適に過ごせるようにサポートしてあげてくださいね!
今日も暖かくしておやすみなさ〜いzzz